ソナムの誕生日

2月2日は、うちのヘルパーさん、ソナムのお誕生日。

イチゴのトルテ・ケーキを焼きながら、日本のカレーを作り、彩とソナムが帰宅してから、うちでつつましいバースデー・ディナーをした。

インドの北東、シッキム出身のチベット人、ソナムは、外側も内側も実に美しい女性。今年32歳。

うちで働いてくれてから早くも3年半が経ち、本当に無くてはならないファミリーメンバーだ。つつましく心優しいチベット仏教徒は芯も強く、働き者。とてもよく気の利く、賢い女性。

彩の面倒もしっかりみてくれているし、私のオヤジ的部分のフォローもバツグンだ。

そんな彼女もこの6月で契約が切れて、お国に帰ることに。とても残念だけど、彼女の人生だ。

結婚して子供を生んで、、、というわけではないらしく、輸入小物・雑貨のビジネスをしているお姉さんのお店を手伝うそう。子供は欲しいけど、結婚はしたくないという彼女に、その理由を問うと、「誰も傷つけたくないんです」という意外な返事が返ってきた。

子供の頃から、ほかの兄弟姉妹たちと違って、学校へ行く代わりに、お寺へ入りたい、と本気で願っていた彼女は、親や親類の持ってくる数々の縁談を断り続けて、今年32歳。20歳前に結婚した兄弟たちとは、ずいぶん違うようだ。

この晩、彩が寝てから彼女とゆっくり話した。出身の村にいるリンポチェやその前代、前々代のリンポチェのことなど。

いつの日か、彩と一緒にソナムの村へ行ってみたいと思う。

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