二泊した我家の前で記念撮影をしてから、Tung ChungのNovotelへチエックイン。
今日はケーブルカーに乗って、大仏様観光へ。いつできたのか、「クリスタル・カー」というのがあって、ケーブルカーの床がシースルーのガラスになっている。眺めも最高だったし、少し割高のこちらの方が、長い列に並ばずに優先的に乗れるので、よかった。オススメ。
緑色の海を眺め、
これまた鮮やかなグリーンのランタオの森を上から眺め、
見えてきました、お山の上の大仏様。アジア最大。
お参りして、この長い階段を下りてくる間、ソナムは彩にお釈迦様の若い頃(ネパールで生まれたといわれるシダーサ)のお話をしてくれていたのが、とても印象的。ただの名所観光に終わらないのが、私の家族だ、エヘン!なんて、、、。
彼女は誠実な仏教徒。私もヘッセの「シッダールタ」*を読んで、悟りを開くまでのお釈迦様の人生に感動した。成道後の仏陀を讃美するのではなく、悟りに至るまでの求道者の体験の奥義が書かれたもの。
(*) これは純文学作品だけど、シダーサの生涯をベースにして書かれていて、素晴らしかった。
私たちの住むここランタオ島のてっぺんに座っている、この大きい大仏は、精神世界の存在のいいreminderだ。
お釈迦様(釈迦無二仏陀)が開いた「悟り」とは、いったいどんなものだったのだろう。
無の世界、空の世界、、、。
エゴ、欲、喜怒哀楽、一切の苦しみや恐れから解き放たれ、澄み渡るほど覚醒した状態、、、、。
二元的なもの(陰陽、白黒、幸・不幸)や、時間というコンセプトさえもを通り越した世界、、、。
ミクロの私とマクロの宇宙が一つに繋がる世界、、、。
一切をあるがままに愛する悟りの境地、、、。
以前香港へ来た、ミランダ(インドの洞窟の中で、1週間ほど「覚醒」したことのある人)のことなどを思い出しながら、やはりこの地上に生を受けて生まれる事の出来たことに感謝だ。そしてそれに直接携わってくれた、母にも。
ソナムは下の土産店で、チベット仏教のお守りチャームを買って、母と耕二さまにプレゼントし、帰りのケーブルカーの中でそれの説明をした。ナイス!
彼女の影響は、彩の中に織り込まれていて、いつか本当にソナムの住む村へ、訪ねて行きたいと思う。
心優しく穏やかなソナムの中には、仏陀のスピリットが生きていると思う。
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