今年3月1日に英BBCが放送した1時間のドキュメンタリー「津波の子供たち」の一部に、日本語字幕を付けたビデオ。子供が話しているので、よく伝わってくる。
最後に出てくる女の子、「家族なのになんだか面と向かって悩みとか話す力が湧いてこなくて、こうして日記に書いたほうがすっきりするから、お父さんに日記帳を買ってもらった」としてる。 このお父さん、どんな気持ちでこれを聞いてるんだろうと考えると、複雑な思い。
でも複雑な思いといって片付けてしまえない。 アンネ・フランクが(アンネの日記で)世界中を感動させたのは、一部の大人たちによって日常がとてつもない異常となっていく中で、じっと自分の中の真実に寄り添い、あきらめず、よく見つめて自分の思いを書き続けたからではなかったか。
この子にも、自分の気持ちをまっすぐに抱いて書き続けてほしいなと思う。
フクシマで育つ子供たちに、私たち大人はなんと詫びたらいいのだろう。
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