週に一回、近所の子供にピアノを教えている。
できない、むずかしい、いやだ、がすぐに口をついて出てくる子に、
「楽しく」音楽を教えるワークを始めて、半年以上たった。
失敗を恐れる気持ちをやわらげてあげて、間違いは実は
学びや気づき、自己調整のステップなんだよと、
励まし、褒めながら、いい音で、音楽自体を楽しめるように、
鍵盤の上での二人三脚を続けてきた。
時々は「なんでもオーケー」のでたらめ即興演奏(合奏)あり、
上から下からの早弾き競争あり、
最後の15分はウクレレ・レッスンもありで、
二人で一緒に声を揃えて歌いながらの演奏は、実に楽しい!
今日はあるポップソングの、コード(和音)を左手で弾きながら、同時に右手でメロディー
というスタイルを紹介。 すると、また「いやだ、できない、むずかしい」を連発する彼女。
でも、つっかえても自分で気づき、間違いをさっと直し、ちゃんと弾いて、スルーした。
そのことを、すごいわね、と喜びながら話し、励ますと、その後たった4回弾いただけで、
すらすらできるようになった。 言うまでもなく、すごく嬉しそうな顔をする子供。
うへへーーーいっ!と飛び上がって喜ぶ私は、ちょっとやりすぎかもしれないけど、
子供と二人っきりの部屋の中では、私も子供のような自由形になれる。ははは(笑)
ちょっとへんてこなおばさんと思われてもいい。確かな手ごたえがあるのは、
時間がきても、いやだと言ってた曲を今度は譜面なしで「まだ弾きたい」となること。
近所の子供で最近バンドを形成したので、子供たちと音楽で会う機会が
増えてきた。 上手かろうがなかろうが、音楽は一生の友になれる。
柔らかい子供の感性に触れながら、こうしてマイペースで指導できることに、感謝。
私が大好きな森の声さんによる「創造性の育ち」についてのブログは、こちら。
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