知らなかった!

イースターホリデー中、ラマの友だち8人で香港の最北東にある離れ小島、東平洲(Tung Ping Chau)島に行って来た。下の地図の右上、丸で囲まれてる赤がそれ。ちなみに薄緑色が香港特別行政地区で、灰色の上の部分から北が中国本土。

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フェリーは週末と祝日のみ、香港中文大学近くの馬尿水埠頭から、1日2本でている。船上片道1時間半。

5千~3千年前に堆積した地層の岩が隆起してできた島で、香港唯一、さんご礁の海。水もきれいでダイバーが集まる。 有名な「ドラム・ロック」という名の岩に登ってポーズをとる娘。

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ビーチから2,3キロ沖に見えるのは何ですか、と地元のおじさんに聞いたら、なんと原子力発電所!

あれま、知らなかった。中国本土の域だからか、(香港の)地図にも載ってなかったので、びっくりした。

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一泊キャンプして、うちへ戻ってから調べてみたら、どうもこの建物ではないようだけど、

そのすぐ裏側に、ダヤ・ベイ原子力発電所があった! 

フランスと共同で建てた「安全な」2つのリアクターは、1994年から動いていて、香港の電力会社CLPが25%を所有し、出力の約70%を買って香港に供給している。ってことは、私たちが日々ここで使ってるのは、原子力パワーだったんだ。知らなかった。 私だけかと思っていろんな人に聞いてみたら、地元香港人でも知らない人が多かった。香港は火力発電で、原発はないと思っていた。(香港には建ってないけど、すぐそこのシンセンにあったとは、知らなかった)

サイクンは30キロ圏内、チムサァチョイが50キロ、そしてここランタオはダヤベイ原発から約75キロの距離だ。原発のウェブサイトにはQ&A式に、安全性を裏付ける説明がこまかくされているけれど、ウランなどの原料がどこから運ばれて、核廃棄物がどこへ運ばれていくのかは見つからなかった。発電所の寿命は40年だそうだから、もうすぐ半分だ。

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