日曜日の午後、素晴らしいバイオリンのソロ・リサイタルに親子で行ってきました。
後藤みどりさんという、プロ暦30年のベテラン。14歳の時にニューヨーク交響楽団でデビューし、国連の平和メッセンジャーとして社会的活動家でもある国際的スター。
アジア文化協会50周年を祝っての来港イベントで、(華僑を見習い、海外で活躍する日本ビジネス人の会)香港和僑会と(香港の日本女性のネットワーク)y.n. clubを通していただいた「invitation only」の席から、8歳の娘としなやかで美しいバッハの旋律を(約1時間強)聴いた。
大きな円形劇場(満員)の中心にたった一人(楽譜台なし、バイオリン1本で)凛と立つ小柄な日本女性は、センスのいい衣装を着て、スターウォーズのレイア姫のよう。 彼女の全身全霊からほとばしる芸術性の深さと、クォリティーの高さは、国籍・年齢を問わず会場を完全にしーんとさせた。
聴きながら「まるで音楽の妖精みたいだね、お母さん」とひそひそ耳打ちしたいけど、できない静けさの中、手のひらに指でひらがなを書くコミュニケーションが、私たちの間でくすぐったく始まった。いろんな表現や描写もあって、なかなかのものだった。
ふと見ると、数席離れたところに香港日本人補習校の顧問でありy.n. clubの会長でもある、若井節子さんもいらして、海外の国際社会に生きながらも母国語の基礎が身についていて、よかったな~と思う瞬間だった。
感謝!
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