「もったいないばあさん」は、娘がまだ幼少の頃に
よく読み聞かせした絵本の一つ。
「もったいないよ!」と徹底して孫たちに教えるお話。
今日、台所で夕飯の後の洗い物をしていたら、11歳の娘が、
「お母さん、そんなにお水使ったらもったいないよ」と言った。
「(3年前に旅した南インドで)こーんなちょっとのお水でやっていたの、覚えてる?」
乾季の夏、旱魃(かんばつ)で、井戸の水があちこちで干からびて、
地元の人たちと一緒に、大きな井戸の底を見つめた日々。
水をちょっとずつすくい、再利用しながら、とことん工夫して使った。
シャワー(水浴び)は、一人バケツ一杯弱だったので、体を洗う日と髪を洗う日は、別だった。
「ごもっとも!」 注意してくれてありがとう。
蛇口をひねれば出る場所に生まれ育ってる娘の中に
インドの旅で体験したことが、生きている。
私はドラムや文化など、アフリカから学ぶことの多い日本人だが、
日本からこの「もったいない」を学んだアフリカ人、
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんは、
「もったいない」には、環境3Rに加えて
尊敬と感謝の念がこもっていると語る。
最近、Youtubeで日本の昔のドラマ、「北の国から」を何編か娘と見たばかり。
都会から北海道へ移住したシングル・ファーザーと二人の子供たち、じゅんと蛍。
沢から水をひき、自家風力発電、手作りの丸太小屋の暮らし。
前述の絵本の最後は、「もったいなーい、もったいなーい。
もったいないこと、してないかい?」
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