バビロン香港

アフリカの旅路を綴るつもりだったのが、日々の暮らしに追われているうちに、秋のイベントシーズン真っ只中。 来週は日本帰国もあり、アフリカのことで書きたいことたくさんあるけれど、とりあえず、HOLD。

昨日は香港で一番背の高いビル、ICCタワーの100階にある「SKY100」で開かれた商業見本市で、パフォーマンスをしてきました。ICC(インターナショナル・コマース(=商業)・センター)は現在、地球上で7番目に高いビルだそう。
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見本市の内容が、コンピュータ産業だったこともあるし、その前に行った米国楽器メーカーと香港楽器店とのミーティングとビジネスランチが不毛で無駄に長かったこともあり、いつにもなくブルー、短調メロディーな私。

下は、アンディー・カーティス監督の、映画トレイラー。字幕無しだけど、音と画像でだいたい分かるはず。商業システムにがんじがらめに組み込まれ、取り囲まれてしまっていて、逃げ場を失っている私たち。
柵の外の様子は見えないけれど、そこにも世界があることだけは、分かっているといった状態。サウンドトラックもすごく合っていて、これ、とても見たいなー。


もう一つは、アニメーションのミュージック・ビデオ。タイトルの和訳は、「あなたも僕と同じくらい、この世の中で途方にくれている?」アニメなので、こっちのほうが分かりやすいかも。


香港の地下鉄の中で、よく目にする、携帯電話につながったままの子供や若者の姿。 きっと日本やその他の国でも同じ現象なんだろうなー。あぁー、香港はまさしくバビロンの都市だなー。香港だけでなく、携帯電話を介したSNSとメッセージの世界で、実際に電話の肉声で話すことを避け、人と人、肌と肌の接触を避ける人たちの世の中になっていくのかな。そして、こうした会話の中で、いつも日本が(いい意味でもとても悪い意味でも)取り上げられる。
ビジネスミーティングを繰り返す人たちからの、そうした話題は、そうした会話に慣れていない私の中で、不安と懸念の波紋を広げた。
中1の娘曰く、スマートフォンを持っていないのは、クラスで一人であるだけでなく、6年制の学校全体で、うちの娘一人だけだそう。 そんな状況の中でも、スマートフォンを持たないことを、選択している娘。

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