老人のドラムサークル

今月は、コミュニティー・ドラムジャムが全部で5つあった。そのうち3つは、香港民生事務局による、Budding Winter Festivalだ。

香港の4大公園で、市民のためのアートを、無料で、もっと身近に、という企画。我がドラムジャムは、「Drum For Joy」という名前のプログラムで参加した。

それぞれの公園は、少しずつ感じが違い、来る人たちも違う。

昨日やったチュンムン公園では、なんと、100人以上の高齢者、それもほぼ男性(!)が集まった。

準備中、アシスタントのThelmaと顔を見合わせ、予定していたゲームプランをアジャストし、シンプルなゴールを設定。「参加者たちが、プログラム後に、30歳ほど若返ったと感じられるようなものにしよう!」

私たちの当初の心配とは裏腹に、彼らは皆生き生きと参加し、笑い合い、つながり合い、踊ったり、飛び跳ねたり、大声で歌ったり、 それは見事なものだった。皆の中に生きている子供たちが、軽やかなリズムにつられて伸び伸びと出てきたような感じ。

中には、板についた太極拳で、ドラムオーケストラと音のコミュニケーションをする、なんていうイカスおじいさんも!カックイイ~! この方、歌もお上手でした。

中盤、レギュラー・ドラムジャマーが家族を引き連れて来てくれて、私の耳元で、なんと、いとこが約1時間ほど前に、結婚してきた!というのだ。で、これを(もったいぶってテンションあげながら)皆に告げると、わーっと歓声が上がり、益々盛り上がった。

新婚ほやほやカップルにも、円の中で打楽器片手に踊ってもらった。こんな結婚パーティーもいいよな~。(終了後、このグループは披露宴ディナーへ直行。人生の記念すべき日に、わざわざドラムジャムに寄ってくれて、ありがとう~!!)

そんなこんなで、今までファシリテートした中で、最もトランスフォーメーショナルな、パワフルなサークルの一つとなった。

人々が喜んでくれることで、自分も一緒に喜べる、こんな至福のひと時を、意外にも香港の老人たちと過ごせるとは、私は幸せものだ~~。感謝、感謝。

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