ホワイトクリスマス@ディズニーランド

5月にシンガポールへ研修旅行へ行ったとき会ったオーウェンは、10歳の秀才少年だ。会話をすると、まるで大人と話しているかのような感じ。とても社交的でバツグンのマナーとユーモアのセンス。かなり頭のキレル子だ。

IQが高くて、先生も驚くほど勉強が出来て、ゴルフとピアノが上手。休み時間には、自分で作曲したというかなり長い曲を、大人たちの前で堂々と弾いた。

企業トレーナーのお父さんから、「日本人だよ」と紹介されると、目を輝かせ、かたことの日本語で挨拶してきて、すぐに仲良しになった。(旅行中、1週間以上娘と離れていたので、子供が恋しくなっていて、かわいがった)

お父さん曰く、最近学校の友達との差がつきすぎて、孤立してきたことが悩みの種だと聞いていた。(出来る人でも、悩みってあるものなのね~)

あるとき、「君、この世界、いや宇宙で最も重要な原則は何か知っているかね?」と訊ねると、身を乗り出してきた。

それは、この世の一切全てのものが繋がりあっているということだよ、と説き、彼がいかにまわりの人々、もの、自然と繋がりあっているかを話した。

最終日の打ち上げディナーで私を見つけると、駆け寄ってきて隣の席に座りたいと言い、「僕にこの世で最も重要な原則を教えてくれた人と、もっと話がしたいの、いいでしょう、お父さん?」となった。

二人でまたちょっとディープな会話をして、皆と楽しくご飯を食べ、「また会う日まで」と別れた。

そしてクリスマスの3日前、家族旅行で香港へやってきたオーウェン一家と、ディズニーランドへ出かけることに。

彩ともすぐに仲良しになった。大人のように流暢に会話をリードするオーウェンを、彩はすごい!という尊敬の眼差しで見つめ、オーウェンは、彩を(少し怖い筏のアドベンチャーの乗り物で)「守ってあげたい」とまでなったのだ!

そして彩は守ってもらっていた。

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男女の磁石も、これまたこの世の法則か!

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今日1日、BF,GFになって幸せそうな二人だった。

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