映画「風立ちぬ」を見て

今香港で上映中の、宮崎監督「風立ちぬ」を見てきました。

明治、大正、昭和を生きた主人公、飛行機設計家、堀越次郎の半生を描いた作品で、夢を追い続ける

昔のインテリの純真な生き様と、実にけなげな恋心と、懐かしい荒井由美の若い歌声が印象的だった。

堀越次郎 1906-1982

私の祖母が彼とほぼ同時代を生きたことから、祖母のことを久しぶりに強く思い出した。

第一次大戦の時に子供時代を送り、(祖母8-12歳、堀越は祖母より3歳年上)

17歳で関東大震災を体験し 

(目の前で、瞬時に人を飲み込んだ大きな地割れがあったそう)

第二次世界大戦中に30代を生きた祖母。

今もし生きていたら、今年108歳だ。

お婆ちゃん子で、ずっとお婆ちゃんと一緒だった私は、老いた祖母を家で看ていた頃、

日本の近代化と、あの頃しきりに言われた「国際化」、そしてなんとなくあるくだらなさに、

祖母からしたらまるでタイムマシンに乗って異なる時代を旅しているような感じなのでは、と思った。

この時代を生きた人たちは、筋金入りのタフな人生を歩んだろうなーと想像するばかり。

映画のヒロインの死因だった結核も、1950年まで日本の死亡原因の第一位だったそう。

今を生きる私たちにも、種類は異なるけれど人生のチャレンジは多い。

きっといつの時代も、長いようで短い人生。 

小さいことにくよくよせず、

自分と周りの命を大切に、

思いっきり、生きましょう!

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