手でものを作ることの大切さ

手、指を動かしてものを作ることの大切さを素敵に語る、こんなビデオみつけたので、ここにシェアします。

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中学の時の美術の先生、現代美術の彫刻家でもある入江勇先生が、授業のはじめにこういう話を毎回してくださって、時々そうした哲学的な芸術についてのお話だけで2時間が終わってしまうこともあったけど、大事なことだから、と13~14歳の子供たちにわかるように、丁寧に語ってくれた。

私は先生の話が大好きで、そのときのノートを今でも持っている。

「手でものを扱う経験を通して今までわからなかったものがわかり、今までわかっていたと思っていた姿が、限りなく変わっていく」 — 入江 勇

「時間というものがある。

 1) 早いことはいいことだ –> 能率主義で生きている

 2) 早さは競争を生む。

 3) 競争は敗北者を生む。

 4) 早くすると雑になる。

 5) 少しでも雑にならないようにするために、人間は型というものを考え出す。

 6) 型というものは、人間の個性を殺す。

 7) この殺されている個性を生き返らせようということを目指して、今日の芸術の役割がある。

 8) 様々なものの考え方、君でなければ考えられない考え方、生き方がある。」 — 入江 勇

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