虹を追いかけて

今日は、週末働いたソナムの代休で、朝の知的障害者センターでのドラムクラスに彩を連れて行った。

女性たちは、まるで小さなお人形が来たかのように彩を取り巻き、無口・無関心・無反応の男性アルバートまでもが、自分の席を立ち、歩いて行って彩の目の前にしゃがんだ。

すごい反応だ。当の本人はというと、部屋の中に飾られていた天井まである大きなクリスマスツリーの影にちょこんと座って、クラスを邪魔しないでおとなしくしていた。前回もそうだったけれど、やっぱり皆の個性の凄さに圧倒されてしまうのだろう。

帰り道、陽が差してきて、セントラル埠頭の歩道橋のガラス製サイド・ウォールの端から、プリズムのように虹の光線が歩道橋のあちらこちらに出来ていた。

「うわぁ~、おかあさん、こんなところに虹がぁ~!!」と、虹をみつけては、「わぁ~、ここにも!」と指をさして嬉しそうな彩。

通行人はなんだろう、とそこへ目をやり、虹だとわかると微笑んでいた。楽しそうに笑いながら虹を追いかける彩の姿が、日差しの中でキラキラした一瞬。

(ちなみに九龍には「彩虹」Choi Hungという街の名前をとった地下鉄の駅がある)

フェリーでムイオーへ戻り、彩を幼稚園へ送った後、私は一旦うちへ戻って仕事を片付ける予定が、疲れていてパワーナップ。ここのところ、疲労気味。

彩を幼稚園へ迎えに行き、その足で再び街へ。リンダが、今日から公開されているディズニーの新作映画、クリスマス・キャロルへ招待してくれたのだ。

チャールズ・ディケンズ作の物語が、3Dの実に見事なグラフィックの映画に仕上がっていた。見ごたえあり!

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