アースアワー

上海へ仕事に行っている間に、アースアワーがあった。

日本の原発事故をきっかけに、電気についてのディスカッションが盛んになっている今、たった1時間だけだけど、世界中の多くの人々が自主的に電気を消すこの運動は、尚一層の意味を持つものとなった。

「私たちひとりひとりが、変化を起こすパワーを持っている」で始まるアースアワー2011の美しいオフィシャル・ビデオは、ここ

我が香港ドラムジャム・チームの16人に、チムサァチョイのハーバー・フロントで開かれた、香港アースアワー・オフィシャル・イベントでのステージ出演を託し、私は上海のアースアワーのイベント2つでドラムを叩いてきた。 

写真は香港チーム、午後のリハーサル合間のショット。夜8時半には、香港百万ドルの夜景が一斉に暗くなった。

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私が行ったイベントの1つ目は、上海のインターナショナル中学校。 ネット検索で見つけたこの学校は、100%生徒たちによる企画&運営のイベントで、さまざまな方法で募金を集めていた。 

募金の半分は、(去年出演した香港のイベントで会った、私の尊敬する)イギリスの動物行動学者、霊長類学者、人類学者、国連平和大使であるジェーン・グドールRoots & Shootsプログラムの一環、「百万本の植林」運動の資金へ、そして、もう半分は日本へ送る、という情報を読んで、まず第一にここへ参加することを決めた。 こんなところで、ジェーンのプロジェクトとつながれるなんて!!

私の上海でのクラス生徒たちと一緒にドラムを叩き、歌を歌い、メッセージを語り、中学生たちにも用意していった打楽器を渡すと、予期せぬ「サプライズ」に皆大喜び。 歓声をあげながら踊る生徒たちによる、長蛇のコンガラインができた。

2つめは、上海音楽学院のアースアワー・イベント。顔見知りのドラマーやダンサーたちもいて、暖かく迎えてくれた。 演奏はキャンドルライトの中で1時間、消灯中続き、それが終わったとき、なにかメッセージをお願いしますと言われたので、電気のことにからめて、皆の関心の的である日本のことも話してきた。

これは日本だけの問題ではない。 私たち一人一人が、全体のために変化を起こすとき。

最後に、マハトマ・ガンジーの格言を3つ。

自分が行動したことすべては取るに足らないことかもしれない。しかし、行動したというそのことが重要なのである。

Whatever you do will be insignificant, but it is very important that you do it.

重要なのは行為そのものであって結果ではない。

行為が実を結ぶかどうかは、自分ではどうなるものではなく、生きているうちにわかるとも限らない。

だが、正しいと信じることを行いなさい。

結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ。

束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。

悲しみがあるからこそ、高く舞い上がれるのだ。

逆境があるからこそ、私は走れるのだ。

涙があるからこそ、私は前へ進めるのだ。

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