海の怪物たち – 有史以前の冒険

母と耕二さまの訪香港道中が続きます。

初日は生憎お天気悪くて、ピーク(山頂)へ行く予定を変更し、スターフェリーに乗ってチムサァチョイへ。

ヘリテージ1881を訪れ、アフタヌーン・ティーの後、彩と私の好きな香港スペース・ミュージアム(太空館)へ、オムニマックス・ショウを見に行った。

題して「海の怪物たち – 有史以前の冒険」。

約8千万年前、白亜紀に栄えた海洋生物 (大型海洋恐竜)たちのストーリー。

ここは、ヘッドフォンによる日本語ナレーションがあるので、ばっちり!、と思いきや、プラネタリウム劇場特有の、体をどっぷり包んでやや仰向け姿勢になる座席が効いたのか、母は後半、こっくりこっくりしていたらしい。(前日、夜中に香港へ到着したので疲れていたのだろう)

白亜紀の地球は、海と陸が今の姿ととても違っていて、驚いた。

地球は生きていて、陸が持ち上げられたり沈んだりするのだ。

それもあらゆる場所で!とてもダイナミックに!

8千万年前、ヨーロッパはわずかな数の島々で、アジアの殆どは海の下だった。北アメリカを半分に縦断して海があり、だから今のカンサスやテキサスなどから、巨大な (全長 6-12メートルにも及ぶ)海洋恐竜たちの化石が発掘されているというわけ。

現在はとても乾燥した何もない場所に寝転んで、柔らかいブラシ片手に発掘作業をする人たちって、相当のロマンチストかも。

こんなストーリーをオムにマックスの迫力ある映像で見ていると、なんだか、今、この時代に生きている私たちの存在が、うつつかなほんの一時限りのもののように感じられる一方で、めまいのするような長い年月を経た進化の枝の生命力と、そのつながりを強く感じた。

母と私と彩、女3世代で見た、遥か大昔の物語。

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