サンタクロースの伝説

タマラとスーが、2泊3日でタマラのお父さんの住む北の方へ車で小旅行に出かけている間、私と娘はこのコテージでゆっくり過ごした。

鏡のように美しいシルバーレイクのまわりを散歩したときに拾ってきた枝や松ぼっくりに、シルバーのペイントを施し、タマラのお母さんが貸してくれたクリスマスデコレーションで、コテージのリビングルームに手作りのツリーを作って飾った。 美しい鳥や蝶々がたくさんついて、にぎやかなツリーになった。

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クリスマスイブの夜、トナカイのそりに乗ったサンタクロースが煙突から入ってきて、そこに吊るしてある靴下の中にプレゼントを入れて行く、というストーリーを信じていながらも、どこかうっすらと感づいてきたのか、「お母さん、サンタクロースは本当にいるの?」 「このコテージには煙突がないけど、どうやって入ってくる?」と、訊ねる8歳児に、サンタクロースの伝説、聖ニコラスの話を初めて話した。 

ある貴族が妻の死の悲しみにひしがれ全財産を浪費してしまい、3人の娘が嫁入り道具もなく困っていたとき、その話を耳にした聖ニコラスが白い馬に乗ってその貴族の家に「匿名」で寄り、金貨を入れた3つの小袋を煙突から投げ入れた。 暖炉の壁に「運よく」吊るして干してあった靴下に入った、というもの。

そして神様と同じで信じる人は信じてる。 サンタクロースという人は今生きて存在しないけれど、聖ニコラスが示したクリスマスのスピリットは、人々の心の中にいつまでも生きている、と話した。

すると、これを歌にしよう!ということに。 娘が歌詞とメロディーを、私がコーラスの部分を提案し、アイディアを出し合って、出来た曲がこれ。 なかなかいい歌になった。 12月21日、冬至の平和な午後。

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