幼稚園・バレエ・オーディションの日

毎週水曜日は、彩のバレエクラスがある。今月からスタートした幼稚園年長組は午後のクラスで、終わるのが3:45。そしてバレエの始まるのが3:50。というわけで、先週から水曜は私が送り迎えしている。ムイオーまでバスで行き、埠頭前の自転車屋で子供用椅子の付いた自転車を$10でレンタルし、幼稚園から出てくる彩を乗せて、バレエクラスへひとっ飛び。ぱぱっと着替えて、はい、アン・ドゥ、トロワ。

そして先週も今週もちょうどこの日にTVコマーシャルのオーディションが入り、バレエを終えてからすぐフェリーで街まで行き、オーディション。水曜だけ、2週続けて多忙スケジュールとなった。

今回のは男の子役と組んでのもので、表情や演技の注文があって、それをいちいちビデオ撮りするので、かなり時間がかかった。彩と同い年の女の子を連れて来ていた茶髪・JJタイプファッションの日本人母に、待ち時間のあいだ声をかけると、「うちの子はただにっこりしてつっ立ってるだけで、演技力が全くないので、ほんとにもう、しょうがないったら」みたいなことを、しかも子供の前で言ったので、とても驚いた。

その子の番になって、見ると、演技力・表現力が「比較的」弱い、というか、なんだか緊張して縮こまってしまっているかんじだった。あんなこと自分の母親にオーディションの前に言われたら、気持ちも縮こまるよな~。他の子のほうが、私より優れてる、と思ってしまうのではないかしら。

彩はいつも通りの自信で、オーディションも楽しんだようだ。「思いっきり走って」という指示が出ると、相手役の男の子を負かすほど速く走った。

帰りにパスタの夕食をとり、リクエストの「ヘアコンディショナー」を買って帰途についた。さらさらの髪にしたいんだそう。

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