地元の小学校に通う香港生まれ、香港育ちの娘は、
毎週土曜日の午前中に、香港日本人補習校に行っています。
先週、継承クラスの授業参観がありました。
各自が選んだ日本のスポーツ選手についての発表があり、
日本各地の有名な祭りについて学び、
詩や俳句の暗誦チャレンジもあり、なかなか工夫された授業でした。
親ばか丸出しですが、忘れてしまわないために綴っているこのブログ。
以下は娘の作文です。
「楽しかった運動会」
「先に一緒に練習しようよ!」
と母が言いました。かん客席で母は足を開いて、私は犬のように母の足の下を、できるだけ速く回りました。ひざがちょっと痛かったけれど、思ったよりうまく回れて、ひょっとしたら勝てるかも、と思いました。
私たちの番になり、母と私はどきどきしてスタートラインに立ちました。心臓がのどに上って、勝ちたい気持ちがわきおこってきました。いよいよ親子ツライアスロンです。
「よーい、スタート!」
大きなボールをかかえて、みんながいっせいに走り出しました。
白い線のところまで思いっきり走って、そこにボールを置き、シーツに乗った母を私は一生けん命ひっぱりました。となりを見ると、黄色組の親子が私たちより先を行っていましたが、親子のポジションが逆なのに気がつきました。私はそれを見ながらも母をひっぱってゴールにいそぎました。黄色組の親子が一番。私たち親子が二番にゴールインしました。
でも、ゴールにいた人が「まちがえてしまったので失格だから、白組(私たち)の勝ちです。」と、言いました。こころが飛ぶほどうれしかったです。
「心臓がのどにのぼる」ところや「こころが飛ぶ」という表現を、先生がとてもいいね、
とおっしゃってくださって、こどもの文芸コンクールに出すそうです。
補習校の「日本の」運動会は、玉入れや徒競走、お遊戯もあり、
香港柔道館の「超」元気な先生の司会&進行で
毎年とても楽しませてもらっています。
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